日本海のスイス?!異名の謎に迫る
こんにちは。今週の担当はまぎーです。
みなさん、ちぶり島公式noteを読んで頂きありがとうございます!
私自身もこの島に来て2か月ほどなので、まだまだわからないことだらけの毎日ですが、日々島のスローな時間の流れと絶景に癒されてのんびり過ごさせて頂いています。
そこで今回は、知夫里島が誇るその絶景にスポットを当てた記事をお送りしたいと思います。
お題はこちら!
「ちぶり島公式noteが謳う“日本海のスイス”」ってなんだ??
“「日本海のスイス」の異名を持つ”と名乗ってはいるけれど…
その根拠はちゃんとあるのか。ただの自作自演ではないのか…
なぜ疑う必要があるかって、
・・・あまり聞いたことが無いからです(笑)
来島前も、来てからの2か月間でも、そのワードを耳にすることはありませんでした。
公式noteで謳っている以上、中の人が半信半疑の状態では元も子もないですもんね?
所以をしっかり勉強して、胸を張って謳えるようになりたい。
そんな思いを胸に、張り切って調査開始です!
調査開始
まずは手始めに、google上でどのくらいヒットするのか検索してみましょう余計な情報が入らないようにダブルクォーテーションをつけてっと…
検索結果(完全一致)
“日本海のスイス” 出ました。 3件。
このnoteが1件と、観光協会のtweet関連が2件
残酷な結論。完全な自作自演…
うーむ。
あっさり記事が終わってしまいました。
観光客に来てほしい離島ゆえ、火の無いところに煙を立てた悲しい現実か…
いやいや、そんなことだけではないはずだ!
きっと、web上にあがって来ない口コミがあるとか、昔のテレビ番組で紹介されたとか、旅好きのためのマニアックな雑誌に特集されていたとか…
そんな一縷の望みに掛けて、聞き込みに出かけます。
聞き込み開始
容疑者1 N村氏(note担当者、「日本海のスイスの異名を持つ」と書いた張本人)
ま 「こんな調査結果なんですけど、どこから引っ張ってきたフレーズなんですか?」
N 「観光協会のT川氏がそう言っているのを聞いた。イメージにも合うし、良いアイディアだと思ってついウラを取らず使ってしまった…」
これは追跡調査が必要だ。
容疑者2 T川氏(知夫里島観光協会スタッフ)
ま 「N村氏がそう言っているし、Googleの検索結果もこうなんですけど…」
T 「知夫しかヒットしなかったの? やったーー」
ん?
やったー?!??
・・・初手から語るに落ちた確信犯は、嬉々として自白をはじめてくれました。その内容とは、
・NHKラジオ「石丸謙二郎の山カフェ」2022/05/07放送分にて、「アイランド・ピークス」という、「しま山100選」の山を紹介するコーナーにT川氏本人が出演し赤ハゲ山を紹介!
・コーナー内で、山のキャッチフレーズを発表することに
・インパクトと突っ込み待ちで「日本海のスイス」と名付けた
はい。
この人です。
調査結果
結果、この「日本海のスイス」については、周りから自然発生的につけられたものではなく、ラジオ番組をきっかけに、島側が積極的に名乗ったキャッチフレーズだった、ということがわかりました。
でも、何で「日本海のスイス」なの?
付ける、いや名乗るに値する根拠があったはずでしょう?
…この疑問に応えるべく、さらに突っ込んでインタビューを続けてみました。
理由① 来島される観光客の方が口々に「日本じゃないみたい」と感動して帰られる
例えば絶景スポットに商業施設が無い(喫茶店、みやげ物屋、自販機etc…)ことで日本を感じない=異国感がある。 そうです。
たしかに知夫の誇る絶景スポット赤ハゲ山も
赤壁も
どこから撮っても”いかにも”な商業施設の映り込みがほとんど無く、「観光地感」を感じることは無いし、
それに加えて日本語表記の看板も少ないことで、国籍を示すものが無く、思い思いの異国を投影できるのでは? とのこと
神島も
浅島も
どこから撮っても、日本なんだと我に返る看板が気になりません。
(なんせ信号も無い島ですから)
理由② 実際に「スイスみたい」と仰る方がいる
まず良く聞く声として、
「牛の放牧と、木が無く丘陵地帯が広がる感じが、スイスを舞台にした国民的アニメアルプスの少女ハイジみたい」
という声があるそうです。
こんな感じや
こんな感じでしょうか?
また別の声としては、
「秋に咲くセンニンソウがロケーションと相まってエーデルワイスみたい」
と言った方もあったそう。
スイスの国花エーデルワイス
(映画『サウンド・オブ・ミュージック』でも有名ですよね)
知夫のセンニンソウ
赤壁とセンニンソウ
・・・いかがでしょう?
少しでも日本海のスイスを感じて頂けたでしょうか・・・?
ちょっと苦しい気もしますが、これらの点を全面に押し出して、今後も謳っていけたらと思います!
ただしスイスに行かれたことがある方や、とにかく物申したいからのご意見は常に受け付けさせていただきます(笑)
そして、異国を感じられる絶景の離島として、あなたにとっての「日本海の○○」を探すためのご来島もお待ちしております!
(日本海のモンゴルでも)
(日本海のアフリカでも)
(地中海でも)
以上、まぎーがお送りしました。
写真提供&取材協力:知夫里島観光協会 竹川千里さん