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「将来への不安から来ているのだと自覚した瞬間に行動する」東京からインターンシップで来た大学生が見た知夫里島の風景

初めまして!

2月から3月の約1ヶ月の間、インターンシップとして知夫村役場の地域振興課で働くことになった髙橋です。今回この記事では知夫里島での仕事と暮らしのことを等身大で発信して行けたらなと思います。よろしくお願いします。

念願の島暮らしがスタートして2週間経ちました。(2023/2/20現在)
島に来る経緯から今実際に感じていることをまとめようと思います。

<注釈>自治体としては知夫村になりますが、知夫里島という名称も正解です。知夫里の人たちは島民であると同時に村民でもあります。標記が異なる場合がありますが、知夫村=知夫里島となります。

なぜ来ることになったのか

長期休暇の挑戦として

現在私は大学3年生です。

大学の長い春休み期間中、何か新たなチャレンジをしたい!
そんな中、知り合いから教えてもらった求人マッチングサイトwantedlyでインターンシップを探してみることにしました。

もともと地域創生やまちづくりに関心があり、
検索にかけたワードは 地域創生 島 インターン

条件に引っ掛かった募集が知夫村役場でした。

このサイトの特性もありますが、募集条件や仕事内容以外に
知夫村での暮らしについてのイメージが膨らむような記事やプロフィールで溢れていました。

何事もスピード感・直感が大切ですね。

仕事上、労働力として優秀な人材を集めるというよりも確実に個人に委ねられていて個性も認めてもらえる、発揮できる、挑戦できる場が知夫にはあるのだと思いました。また、知夫の紹介記事から伝わる人の顔が見えるという村内の関係性が安心感をもたらしています。想像よりここにないものは多いかもしれないけれど、協力して互いに助け合い、新しいことを生み出していくという可能性に溢れているということだと皆さん口を揃えて言っています。そんな過渡期に関われるのってとても楽しそう、、、!

知夫里島(知夫村)を選んだ理由

私が生まれ育ったのは山形県米沢市というところです。

ここです。

全方位山に囲まれた盆地で海まで遠い事から海への憧れを強く抱くようになりました。また、漠然と島で暮らすことへの憧れがあり、機会があれば行ってみたいと思うようになっていました。

現在の環境は憧れが詰まっているんです。
きっと私のような人はたくさんいるのではないでしょうか。

そんな時に見つけたのがwantedlyの役場募集
村の役場で仕事をするだけでなく、
様々な切り口から島を楽しむ
ことができると感じました。

最終的な決め手となったのは風景
完全に心を打たれてしまいました。

もっと具体的にいうと

・漁業、畜産、農業という第一次産業を生業とした人が身近にいること
600人という規模感で島・村で人が暮らしていること

これら2つはヒトとモノの流れを目の前で見ることができるということであり、人間の営みの根元が島での生活にある気がしています。

このような様々な条件が重なって
知夫里島に行くことを決意しました。

高校生までは山形の田舎、大学進学後はコンクリートジャングル東京。就職や生き方を考えていく上で自分がそんな場所でどのようにして暮らしていきたいか考えなければならない時期にいてもたってもいられません。新しいことは好きだし、色々知りたいけど、それは同時に将来への不安から来ているのだと自覚した瞬間に行動するしかないと感じるようになりました。


情報収集の仕方

情報収集は主にgoogleで”知夫里島”と検索をかけました。
ヒットしたのは

①noteの記事
②youtubeチャンネル

この2つです。

実際に役場で仕事を始め、話を聞いてみると
地域振興課が島での暮らしなどについての情報が少ないため
発信に力を入れていることを知りました。

①noteの記事


知夫での暮らしのこと、どんな人が何をしているのかなど
観光案内まで総なめで情報が掲載されています。

実際に生活してみると
毎日が記事との答え合わせのようで楽しんでいます。

②youtubeチャンネル

地域おこし協力隊として役場で働いている
 なぎんこ さんのチャンネルです。

写真や文章だけでは伝わりにくい島の雰囲気を楽しむことができます。
島民とのゆるい関係や職場見学・体験をしている動画で
島での暮らしを魅力的に発信されていています。

なぎんこ さんと一緒にいると
新しい動画見たよ〜!youtubeまだか?などと
声をかけられている場面に遭遇して
皆さん楽しみにされている様子が伺えました。

島に来る前の印象とのギャップ

実際に来てみて

驚いたこと、カルチャーショックは多々あります。

戸締り系に関してはガバガバでインターホンも使いません。
知夫の人は小さな島・村という
安心感と信頼のもと生きているのだなと感じました。

それ以外にも

例えば
・魚が獲れるのに魚屋がない
・皆で子供の面倒を見る
・冷凍された肉しかない
・10時以降はやっている店がない
パッと思い浮かぶのでいうとこんな感じでしょうか

え?どういうこと?なんで?

便利ではない暮らしですが、島の人に事情を聞きながら
どのようにして暮らしが循環しているのか
答え合わせをして、知夫を知っていく感覚が面白いです。

情報がないからこそ人と関わることが増えて、全てのことは人に由来していることが多いと気づきました。当たり前かもしれないけれど都市化や個人化することで見失っているように感じます。伝統文化も食事も感情も人から生まれて伝染していきます。「結局人だよね」と言う使い古された言葉を飲み込もうとしていたけど、島に来てみて経験しながら理解することができている気がします。


仕事内容

主に情報発信を担当しています。

instagram投稿の更新やnote記事の作成、大人の島留学に携わり、
島の仕事や仕組みを勉強させていただいています。

職場見学・体験として既にたくさんの人にお会いし、
島のこと・仕事のことたくさん教えていただいています。

旅行もあまり経験がなく、関西方面も観光したことがないのにも関わらず、島根の隠岐に来てしまいました。見たことが無い景色知らない文化のこと仕事のこと、まだまだたくさんあるのだろうけどここでしか見ることができない世界もたくさんあるのだと思います。人からの優しさと知恵を受け取って自分も返せるような人間になっていきたいですね。


↓ここのinstagram投稿の更新をしてます↓


島について学んだことのアウトプットはvol.2以降に書くことにします。
引き続きnoteをお楽しみに!

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