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知夫里島を味わいたい人必見! 島暮らしの憧れと現実を見た 1月インターン

こんにちは。知夫村役場でインターンをしている髙橋です。

知夫里島で生活をスタートさせてからちょうど1ヶ月が経ちました。今回は生活を通して見えてきた島暮らしのリアルと知夫の魅力を記事にしました。

ここでの暮らしを想像しながら読んでみてください!

知夫里島で生きていくとは?

「知夫は来るとこじゃ無いよ(真顔)」「何しに来た?」

島のこともまだ何も知らない、まだ1週間ほどしか経っていない時にある人に言われました。海が見える場所に住んでいるだけでもワクワクしているのに面と向かって言われて正直驚きましたが、当たり前の感覚だなと気づきました。

ただの憧れだけで暮らしていくことはできません。

海があり、山がある。新鮮な魚が食べることができるし、年中釣りもできる。衣食住に困りません。しかし、特にこの島は、あるはずのもんがないと誰かが言っていたように最低限の店しかありません。マクドナルドもコンビニもファミレスもありません。ボーリングもカラオケもありません。最近になって飲食店が増え、ラーメン屋ができるなんてこともありましたが、ないものが多く、選択肢があまりにも少ないです。

 ↓こちらの記事を見るとよくわかります。

私も19年間同じ環境で育ち、学校には徒歩や自転車で通学していました。カフェも遊び場も数カ所しかなく、何もないな。暇だな。都会にいたらなあ、、、と何度思った事でしょう。

地元も知夫村と同じように移住者を募集していたり、東京などの学生を受け入れるなどのプロジェクトが行われ、私も参加したことがあります。

こんなとこなんもないでしょ。

そんな風に地元のことを言ってしまう気持ちは痛いほどわかります。早くこんなところ出て行きたいという気持ち、一方で自分の日常に憧れを持っている人もいる。実際に話を聞くなどして地元の良さも悪さも客観的にみたことがあるため、知夫での暮らしでもここしか経験できないことと感じる物足りなさの輪郭が見えてきています。

「みんな家族みたいなもん」


噂がすぐ回るし、車で誰だかわかる。子どもの面倒もみんなで見るし、車のすれ違いざまにも挨拶もする。玄関の鍵は開けっぱなしで車の鍵も差しっぱなし。車借りるね、なんてこともあります。そんな人との距離が近すぎることに最初は驚く人もいるかもしれませんが、それだけコミュニケーションが頻繁に取られていて、まさに家族みたいなもんなのです。

見たことない顔だな、姉ちゃんどこからきた?

ここは600人の島です。どこに住んでいるのか、どこで働くのか、誰と一緒に働いているのか。名前を言えばすぐにわかります。初めてお会いする人に「見たことない顔だな、姉ちゃんどこからきた?」なんて、本当に言われるんだ。と驚きました。すぐ噂が回ることを実感しました。実際に、得したことがあります。私が1ヶ月島にいるらしいと言うことを聞いた人たちがご飯に誘ってくれたり、遊びに誘ったりしてくれたからです。

平日も休日も誰かの家でご飯を食べたり、釣りしに行ったり、イベントがあれば皆んな集まります。鍵をしていないので玄関が開き、「こんばんは〜」と聞こえたと思えば差し入れを頂くことも多々あります。

島での生活は今までの生活とのギャップがあり、初めは戸惑うことも多くありましたが、ここの人は島に居る人として親身に接してくれます。

番外編

遊びの誘われ方

「イカが釣れてるらしい、やってみる?」
「今日はアジ釣るよ。一緒に行く?」

なんて実用的な遊びなのでしょう(笑)海がすぐそばにある島の生活では釣りに行くことが日常です。ここには魚屋さんがありません。自分で釣って捌いて食べてしまうのです。

沢山釣れれば魚を知り合いにあげたり、もらったりすることも多く、お裾分け文化でコミュニケーションが自然と生まれています。

なんもない。やることがない。などよく嘆いていますが、釣りをしに行こ〜船乗ってみる?などと気軽に誘ってもらい、軽やかに竿を降る姿や魚・釣りのこと、島のことを教えてくれます。魚も華麗に捌いてくれます。そんなことができる人は多くないはず。長年いたからこその経験と知恵があるんだなあ、と憧れを抱きます。

最後に

島に住んだことのない人にとって、一度は訪れたい・暮らしてみたいなんて思う人は私を含めて多いと思います。

地元の人にとって置かれた環境に慣れてしまえば不満も出るようになってしまいますが、客観的にみたり、その地に住まない人たちにとっては理想的な生活をしていることもあるのです。

自分の想像としている暮らしと島暮らしの現実とのギャップはあるかもしれません。知夫里島は特に、暮らしの情報が少ないため、まだまだ多くの人は島という固定概念に囚われ、一括りにしてしまっていると思います。島によって人口も違えば暮らしも変わってきます。

実際にこの地での生活や景色・人々に惚れ込んだ移住者が年々増加しています。島暮らしという理想を現実に変えた人も多くいるのです。

今回、1ヶ月と短い期間での関わり合いのため、祭りなどのイベントにはほとんど参加できておらず、2・3月の知夫里島しか知りません。話を聞けば聞くほど関係性や知夫の特性と魅力が見えてきます。

皆さんの想像する島暮らしはどのようなものでしょうか。
是非一度足を運んでみて、知夫里という島を味わって欲しいなと思います!

みんなにも読んでほしいですか?

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