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【ちぶり島の夏】裏側に迫りたいけど、裏側はなかった話。

2021.08.19 
こんにちは、はじめまして、イノスケです。
新たに、ちぶり島公式noteチームに加わりました!

今年4月、大人の島留学生たちと一緒に、
コーディネーターとして知夫里島にやってきました。

知夫里島でのお仕事を通して、
物事を表側から見たり、裏側から見たり、
中の人と関わったり、外の人と関わったり、
いろんなものやこと、ひとを球体のように感じる日々を
知夫里島で過ごしています。

さて、今回はそんな毎日の中から、
ちぶり島の裏側に迫っていきたいと思います。

そもそも裏側ってなんだろう?

見えているものが表側、見えていないものが裏側だとすると、
知夫里島には、表側も裏側もないかもしれません。

人口規模が小さい島だからこそ、表側も裏側もみんなで担っていく、
そんな感じかもしれないなと、知夫里島ビギナーながらも感じています。
そして、その手触り感が、わたしはとても好きです。

とりあえず、今回は普段は見えていなさそうなものを裏側と仮定して、
8月にわたしが見て触れた裏側をお伝えしていこうと思います!!

それでは、どうぞ!!

無事終了!サザエの掴み取りイベント!

2022年8月6日(日)にサザエ掴み取りイベントが行われました!

焼きたてのつぼ焼きやおにぎり、フランクフルトも振る舞われており、
海でサザエを思う存分取った後は、思いっきりおいしいものにがっつける、
なんとも贅沢なイベント!子どもも大人も、夢中になってしまいます!

では、そんなイベントの裏側から2つの写真をピックアップ!!

まずは、イベントで使用するカヤックの搬入。海岸の掃除も忘れずに。
ガラスや漂着ごみが誰かの怪我のきっかけになるかもしれません。

左:カヤック搬入/右:海岸掃除

牛さんへのご挨拶も欠かせません。

イベントの日は違うところで涼んでごせ〜。お願いします〜。

イベントが無事終了できたのも、こうした準備のおかげ。
準備も当日も、みんなでやって、みんなで終わります。

8月21日開催!もってってごせ市の裏側!

続いての裏側は、今週末(8/21,22)開催予定の「もってってごせ市」
知夫里島のみなさまから集めた食器・調理器具・古本で市が開催されます!

場所は、仁夫地区横畑商店横の倉庫。
かつては牛舎としても使われていたそうです。

作業前後の開催会場の様子です。
ここで「もってってごせ市」開催できるの?!と思ってしまった
最初の自分に喝を入れたいです。

左:ビフォー(まるで牢屋のよう)/右:アフター(なんだか味が出ていい感じ)

なんとか頑張って会場設営をした「もってってごせ市」
開催は【8月21日(日)22日(月)】の二日間です!

ぜひみなさまお越しください。
あなただけの宝物に出会えるかも?!

【おまけ】 大工さんのひとこと

お手伝いにいくとニコニコ話しながら大工仕事を教えてくれる大工さん。

山ちゃんは漁業女子ですが、
わたしは山ガールなので、どちらかというと農業や工業が好きです。

この日は大人の島留学生たちの住むSHの床修繕作業へ。
大工さんがこんなことを言っていました。
「島の大工仕事は、ほとんどが修繕作業だわい。
 リフォームなんてないだけんな、修繕ができれば上等よ。
 あんたにも教えるけん、出来るようになれや〜。」
と。

ほほ〜う。
よくよく聞いてみると、
修繕仕事はリフォームほどのお金にはならないそう。
島の職人不足の話もよく耳にします。

なるほど。
だから、この島の職人がどんどん減っているのかな〜。
はて、これは裏側なのでしょうか。

表側も裏側もあるようでないからこそ、
見えるもの、触れられるもの、感じられるものがたくさんあります。
得られるものもたくさんです。
「若いもんが知夫里に来てどうするだわい。」とよく言われますが、
生きるために必要なものは全てここにあると思っていますよ。
これは、普段は見えないイノスケの裏側でした。

おしまい。