【若者がやってきた】ちぶり島で大人の島留学がスタート!
こんにちは。今週は山ちゃんが投稿します。
今年4月に、大人の島留学で知夫里島へやって来ました。よそものの私が見た島の日常をみなさんにもお伝えしていきます。よろしくお願いします😊
大人の島留学とは、20代若者の就労型お試し移住制度です。1年間島での仕事と暮らしを体験し、一人の島民として様々なことに挑戦します。(3か月の島体験というコースもあります)働く場所は自分のやりたいことと島のニーズを重ね合わせて、運営スタッフと相談しながら決めることができます。
今まではおとなり海士町で実施されていましたが、今年から西ノ島町と知夫村でも拡大されました。私たちは大人の島留学生@知夫村の記念すべき1期生なのです。
2022年度島留学生7人をちょこっと紹介します
島留学生ではないけれど、もうひとりの知夫ニューフェイス。
ちなみに私は、知夫村地域振興課の第一次産業支援担当です。魚を出荷したり、岩牡蠣磨いたり、加工食品作ったり、水産の現場をあっちこっちしてます。
みんなの仕事の様子はときどきなぎんこチャンネルでも紹介されているので、ぜひチェックしてみてください。
「なんで知夫里島に来たんや?」
島の人によく聞かれること。
海士町でもなく西ノ島町でもなく、そもそも、なんでもある都市部からどうしてなにもない小さな島へ自らやってきたのか、島のおっちゃんおばちゃんは不思議でたまらないようです。
まあ、たしかにそうだ。ショッピングモールない。コンビニない。映画館ない。電車ない。あれもこれもない。日々の生活を彩るものがなにもないじゃないか?!「知夫に来るやつはみんな変態だよ」なんて言われたりもしました(笑)
ほかの島留学生がなぜ知夫里島に来たのか、実はまだじっくり聞いてみたことがありません。大学休学中、大学を卒業したばかり、社会人経験あり、みんなの背景も様々で、なにを思って来たのでしょうか。(そのうち聞いてみるつもりです)
私は学生時代から自然が身近にある場所に住んでいたため、人も物も情報も溢れている都会は向いていないなあと、ぼんやりと考えていて。この先も都会に住むことはない気がしています。
人生の目標も野望も持ってないし、海のある場所でのんびりぼ~っとして暮らしたいと思って来ました。島前3島の中で知夫里島を選んだのは、雰囲気がいちばん島っぽい!と感じたからです。
思いのほか忙しい?島での日常
お茶会に呼ばれたり、地区清掃に海岸のごみ拾い、BBQや釣り、バドミントン、バスケ、網戸の張替え、キックボクシング、網漁、牧草運び、サイクリング、野イチゴ摘み、草刈り、畑作り、よもぎ餅作り…等々。
平日の仕事終わりも、ゆっくり寝るはずだった休日も実はやることが盛りだくさん。有難いことに島の方々からも温かく歓迎していただき、ごはんやあそびにしばしばお誘いを受けます。意外と、部屋でごろごろしている暇はありません。テレビもあまり見なくなりました。
でも、忙しいといっても街での暮らしのように時間に追われている感覚はありません。
島に来る前にイメージしていたのんびりした生活ではないけれど、自分に合ったペースで過ごせて、生活に余白があります。
海が大好きな私は、海が身近な日常がとても心地良いです。船に乗るのも好きで、隣の島へお出かけしたり漁に誘ってもらったり、船に乗る機会が多いことも嬉しい!ゆくゆくは船舶免許も取っちゃおうかな…。
これからの若者の活躍をお楽しみに
島留学生は知夫里島に来てよかった!とよく言います。(今のところ)
みんなそれぞれの職場でも馴染んできているようです。
これからやってくる湿度むしむしの梅雨、断水に停電するかもしれない台風、厳しい日本海の冬を経験して、島留学生もさらに鍛えられていくことでしょう🌟
「どんな自分になりたいのか」「島で何を得たいのか」 そんなことを最初の研修で問われました。なかなかじっくり考えてみたり話し合ったりすることはないですが、ゆっくりと自分なりの答えを見つけていけばいいかなと思います。
ないものを数えるのではなく、あるものを大切に活かしながら、この小さな知夫里島で暮らしてみます。
最後にひとこと
知夫里島の暮らしはとても気に入っていますが、今までのなんでもある生活もときどき恋しい…。もらって嬉しいお土産はマックのハンバーガー、今一番行きたい場所は特売日のドラッグストアです。
by 山ちゃん